経営コンサル日誌

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日記

会社の変化のタイミングで起きる「踏み絵」について。

投稿日:

こんにちは。NISHIです。

昨日、書評にてご紹介した
「日本の工芸を元気にする!」ですが、
この手の

・後継者が戻る、事業継承して
・新しいやり方を取り入れ
・老舗が復活ないし飛躍を遂げる

というパターンって
非常に多いといいますか
ありがちなことでして、
そのありがちなことの中にも
「典型的なパターン」がある。

先般の本でもありましたが、

変化の時は人が辞めやすい
———————————-

というパターンは多く、
しかも、

古参の重要人物ほど辞めやすい
————————————-

ということ、よくあります。

たいていは、

・新しいやり方に納得いかない
・昔ながらのやり方を尊重すべきだ
・社長の方針にはついていけない

などなど、

・会社は変化を断行している

・が、自分は変われない、
 というよりも変わりたくない

という建前と本音のもと、
次々と人が去っていきます。

これ、
仕方がないことなんですが、
まるで「踏み絵」のごとく、
お試しのように人が辞める。

で、ここです。

特に古参の社員は去りやすいですが、
中には「頼りにしていた幹部」まで
社長の元を去ってしまう時があります。
先ほどお伝えした
「古参の重要人物」ですね。

先代の懐刀ともいえる幹部の存在。
支えてくれたことに対する感謝は
当然ありますから、
心苦しく、迷いが出て当然です。

しかし、です。
ここで、

会社の戦略、方針を大事にするのか、
それとも、その人を大事にするのか。

ここでありがちなのは、
つい情に流されてしまい、
後者を選択してしまう事。

ここで気をつけたいのは、
情に流されることで、

現実を直視できないこと
—————————–

です。

確か、「獺祭」の会社でも、
杜氏の経験と勘でつくるお酒よりも、
数値管理でつくったお酒の方が
うまかったし、売れた、わけです。

でも、この「数値管理」によって
お酒をつくって大量生産する前は

・杜氏の経験と勘こそ「絶対」で、
・数値管理でお酒をつくるなんて論外

という常識だったわけです。

これ、
これまで信じてきた
「杜氏の経験と勘=絶対」という常識は、

実は誤りであり、
実は会社の発展を妨げていた、

ともとれるわけです。

と、いうことは、
これまでのやり方に固執している
古参社員の方は、
いくらそれまでの貢献度は高いとはいえ、

それは本当に貢献していたのか?
仮に貢献していたとしても、
これからは貢献できるのか?

という問いが立つはずです。
最後の質問に「NO」であれば、
選択はひとつしかないはず。

もちろん、
切ることがすべてではありませんし、
もし、去ってもらうのであれば、
貢献してくださったことに対する
敬意は払わねばなりません。
また、別れ際はキレイに整える
ことも必須です。

ただ、
去り行く者が現れる時は
変化のタイミングであり、

去り行こうとしている者が
何に貢献してきていて、
それは今後、本当に必要か、
という問いが自ら立つ
タイミングでもあります。

このパターンを知っておくだけでも、
コンサルとして社長として、
比較的冷静な判断はしやすいのでは
ないでしょうか。

ま、機会は少ないかもしれませんが。

では。

NISHI

-日記

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