経営コンサル日誌

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日記

【書評】「新規事業ワークブック」を読んでみた。

投稿日:

こんにちは。NISHIです。

今日は書評です。
コチラを。

==
書籍:新規事業ワークブック
著者:石川明
出版社:総合法令出版
→ http://grass-ex.jp/Lo30/12651
==

著者はリクルートで7年間、
新規事業開発室のマネジャーを務め、
1000件以上の事業案に事務局として
携わったそう。

また、2000年にはリクルート社の
社員として「All About社」を
創業されたようですから、
目の当たりにしたモデルケースは
十分すぎるストック量があるのでは
ないでしょうか。

このメルマガでも繰り返し
お伝えしていることですが、
モノの良し悪しを見分けるコツ、
審美眼を見分けるコツは、
ひとえに「量」しかないかと。

これだけ新規事業のモデルケースを
見ているとのことでしたら、
収斂された「ポイント」があるはずです。

その当事者が書かれた本でしたら
その一端以上が垣間見えるはず。
その意味では使えるのではと思います。


さて、この本は
「新規事業のワークブック」ですが、
起業なんてやってみるとわかりますが、
計画通りにはいかないものです。
ええ、思い通りにはいかないもの。

1つ試して失敗して軌道修正して、
気が付けば想定と全く違う場所に
いることも多々あります。

とはいえ、
「じゃあ最初から計画なんて
 必要ないんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、

単なる「思いつき」をやって、
仮にそれが当たったとしても
それは単なる「まぐれ」で、
その「まぐれ」だけを期待して
行動を繰り返すのは、

単なる当てずっぽうにすぎない
————————————

わけです。
最初から論理的に考えすぎると、
キレイに考えすぎると決まって
うまくいかないものですが、
思いつきを思いつきのままでなく、
検証することが必要です。
最低限、確度を上げる作業は必要。

そこでこの本の内容の出番です。

「ビジネスチャンスの特定」の
部分から引用していきますが、
この本ではまず、

事業とは「不」の解消である、
————————————

としています。

不平、不満、不安、不足、不便、
不都合、不幸、不快…

などなど、
これらを解消することと、
収益に結び付けることがビジネス、
としています。

で、その特定方法として、

1.国語
2.算数
3.理科
4.社会

の順番で特定していけばよいと
していまして、
切り口がキャッチ―過ぎる感は
ありますが、
ユニークでもありますよね。

シンプルな切り口で表現される
ということは、
それだけノウハウが収斂されて
いるということで、その源泉は
量をみるところから来ています。

逸れました。戻します。

第一ステップである「国語」を
例にとってみましょう。

国語の切り口による
「不」の特定方法は、
次の3つのアプローチがあります。
その3つとは、

1.マインドマップ的
2.カスタマー・ジャーニー・マップ的
3.バリューチェーン的

になりまして、
なんだかそれっぽいフレーズが
つけれれていますが、要するに、

1.マインドマップ的
→【自分の頭の中】における「不」

2.カスタマー・ジャーニー・マップ的
→【顧客の導線】における「不」

3.バリューチェーン的
→【流通】における「不」

ということで、
自分、顧客、提供側の三方向から、
視座を変えて「不」を、
ビジネスを見ることができるか。

この視座の変更が大事ですが、
案外、この視座の変更って
人によっては出来ないといいますか、
忘れるモノなんですよね。

よくありがちで危険なのは、
「このビジネス絶対いける!」と
思い込んでそのままドボン、
というパターン。

思いつきが当たればいいですが、
当てずっぽうでは確率低いままで
何にもならないのです。

故に、
検証するためのフレームワークが必要で、
それがこの「不」の特定のための
国・算・理・社なのではと思います。

その思いつきに検証を。

では。

NISHI

-日記

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