経営コンサル日誌

NISHIコンサル日誌のバックナンバーブログです。

日記

【書評】「採るべき人 採ってはいけない人」を読んでみた。

投稿日:

こんにちは。NISHIです。

今日は書評をお届けします。
コチラ、いってみましょう。

==
書籍:採るべき人 採ってはいけない人
著者:奥山典昭
出版社:秀和システム
→ http://grass-ex.jp/Lo30/12381
==

今も昔も採用は
企業経営において超重要で、
その重要さは年々増々、
重みを増しているのは周知の事実。

そもそも採用自体も
しづらくなってきていますし、
採用後のリスクも高まっている。

「採った人が使えない」

のももちろんですが、
ちょっとしたことで
訴訟にも巻き込まれるリスクが
大きくなっているように
思われますね。

つまり、
採用は「失敗が許されない」
イベントによりなっていて、

その分、
社長の悩みの種ですし、
社長から相談されることも
多いんですよね。

で、この本にもありますが、
一度、「前提」を
疑ってみてほしいのです。

たとえば、

==

「優秀な人材は大企業に行き、
中小企業には来ない」

「学力学歴が低いよりも
高い方がやはり優秀」

「一見クリエイティブで
活発な発言が多い人は
ユニークな人材である」

==

などなど、
企業での人材採用において
一般的な常識だったり
半ば都市伝説のような

「いい人材の見分け方」

みたいなものを
まだ信用している人は多い。

その「都市伝説」の
「賞味期限」ってとっくに
切れているにも関わらず、です。

これ、コンサルをしていると
社長に意外に多くって、
コンサルとして必要なことは

「それって本当です?」
—————————

と、その「都市伝説」を
握りしめた社長の手を、
手放せるよう緩めてあげる。
これ、案外大事な仕事なんです。


で、「都市伝説を手放した後」は、
フラットな目で人材を見極めて
行く必要がありますが、
その際にもやはり、

採用の基準
———–

を、明確に持つ必要があります。
これがないと「なんとなく」に
なりますからね。

で、個人的に「あぁそうだな」と
思った点がありまして、
それを私の言葉で要約して言いますと

==
変えられる部分と
変えられない部分を明確にし、

変えられる部分での
少々のマイナスは目をつむり、

変えられない部分での
マイナスはアウトとする
==

ということが大事かと。

たとえば、です。
面接では一見、
自由な発想で主体的に
行動できるように見える人が
魅力的に映ることがあります。

一見、仕事が出来そうです。
保守的な社内の風土に
風穴をあけてくれる
新しい風になりそうな予感が
しなくもないです。

しかし、
もしかしたらその人は、

「単に自分のやりたいこと
 だけをやりたい」

という人かもしれないし、
それはただ「幼稚」なだけ。

「三つ子の魂百まで」と
いうことわざがありますが、
そういう「性根」って、
変えることが難しいもの。

いや、変えられないと
思っておいた方がいい。

と、いうことは、
不可能なものに挑み続ける
ようなもので、
経営上リスクでしかない
場合も多いわけですよ。

だからこそ、
コンサルとしては経営者に対し、
都市伝説的な前提は手放せるよう、
アシストする必要はありますし、
変えられない部分に魅力を感じ、
勝てない勝負に挑もうとしていれば、
そこは軌道修正することが、
ひとつ、採用でのコンサルの
重要な役割かと思います。

では。

NISHI

-日記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

その「シワ」は、どこから来たのか?

こんにちは。NISHIです。 先日は東芝さんの元社員への インタビュー記事を引き合いに 出しながら、 == ・成功事例よりも 失敗事例の研究の方が実りあり ・なぜなら、  成功事例の因果関係は曖昧。 …

no image

モデル企業特集に「欠けているモノ」は?

こんにちは。NISHIです。 今日は基本に立ち返り、 ごくごく当たり前の話を しようかと思っております。 そこでこちらの記事。 ↓ http://grass-ex.jp/Lo30/11861 雑誌のP …

no image

立ち帰る「古典」を持っていますか?

こんにちは。NISHIです。 あなたの仕事でも趣味でも 何でもいいですが、 「お手本」ってあります? 教科書でも何でもいいんですけど、 何か基本に立ち返られるようなモノ。 たとえば私の場合、 コンサル …

no image

【書評】「お金持ち入門」を読んでみた。

こんにちは。NISHIです。 コンサルという職業柄、 一般人よりは本をたくさん読みます。 (一般人という定義自体が謎ですがw) そこでたまには 書評も突っ込んでみたいと思います。 とはいえ、書評といっ …

no image

そのセオリーは賞味期限切れになっていないか?

こんにちは。NISHIです。 以前、このようなお話を お伝えしたことがあったかと 思います。 それは、 「差別化の8要素」について。 これは、 立地 規模 ストアロイアリティ 商品力 販促力 接客力 …